2008年 05月 21日
『 日中文化のコラボレーション作品 【山紫水明】』
一通の封書が届きました。
差出人は、
「中国文化芸術センター」
「中国」関係で思い当たるのはひとつ…
香港に旅行したときに訪れた、「シンセン」と言う街で
自分へのお土産を買った場所…
たしか「中国なんとかセンター」だったような… ???
でも、それってもう7,8年前の話… (^^;
へんだなぁ~~
と思ってよく見ると…
コンサートのチケット当たっちゃったみたい(^^)/
先日の『 [ABCマート]からの封書 』に続き、懸賞当選!!
グフフフフ… ラッキーラッキー…
なんでそんな懸賞に応募したかってぇと
「二胡」ってキーワードに惹かれたからね。
ほら、先日、「二胡」を堪能した話書いたじゃん?
『 [千住明個展コンサート 2008 ]@サントリーホール 』
の話ね。
単純にその影響です。
てなわけで、2008/5/20の夜の事、
王子駅前、「北とぴあ」ってなホールに
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日中文化のコラボレーション
21世紀の総合舞台芸術
二胡・シンセサイザー・舞踊・漢詩で綴る
杭州・西湖の春夏秋冬
「山紫水明」
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詳細はこちらにて…
http://www.sige-jp.com/senior/72/000727.php
なんてのを鑑賞してまいりました。 (^^)v
遠いね、「王子駅」… (^^;
しかもさぁ~ 思い込みって怖いね。
新宿から埼京線、赤羽で京浜東北に乗り換えるんだけど、
あたしゃてっきり、王子って赤羽よりさらに大宮方面だと思っていて、
反対方向の電車にのっちまったよ! ウハハハハ…
てなトラブルの為に、会場に到着した時には、
ちょうど開演のチャイムが鳴り始めた時… (^^;
で、ホールの中に入って驚いたんだけど、ほぼ満席だったんだよね。
今調べると、定員は402名…
なかなかの入りじゃん!
って事で、始まったこのコンサート
基本は シンセサイザーと二胡のコラボ演奏、
途中に、舞踊もはいりぃの、漢詩朗読もはいりぃの…
主な演奏曲目は
春・・・茉莉花、空山鳥語、早春賦
夏・・・燭影揺虹 夏の思い出
秋・・・二泉映月 荒城の月
冬・・・北風吹 ふるさと
てな感じ…
他にも、「赤とんぼ」、「白鳥(サン・サーンス)」とかあったなぁ~
オープニングは緞帳(どんちょう)が下りていて
演奏が始まってから徐々に緞帳があがるってよくあるパターン
でね、緞帳が下りているときに聞こえてきた音って、
一瞬、「オープニングのBGM?(つまりCD音源)」って
思った位質のいい音だったのよ♪
でまあ、実はこれがこのコンサートにおける、
アタクシ個人の、最大の不満点でもあったんです。(^^;
つまりねぇ、「生演奏でこその体感」って部分が非常に薄かったの…
シンセサイザー自体、そもそも作られた音なわけでしょ?
(今時の「シンセサイザー」ってものの定義もよおわからんですが…)
加えて、PAを通した二胡の音も、妙に作られた感じがして…
ある程度の大きさの会場なら仕方のないことなんだろうけど、
どうも納得いかなかったんです。
確かに、「伴奏」って事を考えると「シンセサイザー」なんて便利だよね。
「効果音」とかにも使えるしさ…
でも! 正直、民族楽器等のコラボレーションには向かない楽器だと思いました。
数百人クラスの会場だったら、生音でもいけると思うんだけどなぁ~
だめなのかなぁ??
途中の漢詩の朗読も、意味がさっぱりわからんから
イマイチ感情移入できんし…(^^;
とは言え、あの独特の二胡の音色は
なんか訴えかけられるものがありますよね。
時にはヴァイオリンの様に、時にはチェロの様に、
そして、アジアンテイスト満点の民族楽器独特の雰囲気も
兼ね備えてさ…
そんな部分で全てのプログラムを一応楽しんだのですが、
最後の最後、総合演出だかのおっさんのあいさつ…
ここに来て、すべてがぶち壊しになりました(^^;
もうねぇ~ 完全に「学芸会」または「お友達の楽器演奏発表会」の
様相を呈して来ちゃったんだよね。
お客さんもかなりの人数が、友人、知人の様な感じで、延々と身内話…
「しらねぇ…」 っちゅうの… (^^;
でまぁ、当然の事だし、こっちもそのつもりで居たんだけど、
四川大震災への被害救済募金の話になったのね。
そしたらさ、舞台上にでかい「募金箱」が運び込まれたわけ、
そして、
「まずわたし募金します」と、でかい白い封筒を
その箱に入れるんだよね。(^^;
「なんだその演出…」… 痛すぎます。(--;
更には、
「募金される方は、どうぞ遠慮なくステージに上がってください」
って言うのよ…
あまりの惨劇ぶりに、アタシャここで席を立ちました。(^^;
ここまで来ると、それまで
「まあいいか」
「そんなもんだろ…」
「只でみてるしな」
って事で、気にしないようにしてきた不満が一気に爆発するよね。
この企画のタイトルもう一度見てくれる? (^^;
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日中文化のコラボレーション
21世紀の総合舞台芸術
二胡・シンセサイザー・舞踊・漢詩で綴る
杭州・西湖の春夏秋冬
「山紫水明」
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「日中文化のコラボレーション」…
「シンセサイザー」って「日本の文化」だったん? (^^;
「21世紀の総合舞台芸術」…
申し訳ないけど、全体を通してみても
「21世紀の総合舞台芸術」はさすがに言い過ぎたと思う(^^;
ほんとうに「総合舞台芸術」を目指して努力してる人達に
申し訳ないと思うから…
確かにね。
懸賞で当たって、入場料は無料だったさ(^^;
でもね、交通費と時間を使って行った
一人の観客として言わせていただくと、
「エンターテイメント」として満足のいくモノではなかったわけよ。
タイトルで煽りすぎてるから、
余計にそう思ってしまうんじゃないかと思うのね。
いっつも、
「生はいい!」
「やっぱり、生演奏に限るよね!」
って言っているアタクシでさえ、
残念なことに以上のような感想を持ってしまった
このイベントでございました。
あぁ!…
一応自己フォローさせていただきますけどネェ… (^^;
席を立ったあと、
会場入り口の募金箱にてちゃんと募金させてもらいましたから…(^^;
by kizzarmy_live | 2008-05-21 10:39 | 邦楽、その他民俗音楽系