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『 【幕末純情伝】 桟敷席観戦記 @ 新橋演舞場 Part2』


[Part1]の続きです。

さて、ストーリ的なネタばれはいつもの様にありません。
って言うか、別にストーリーないし…(^^;

人生初めての、桟敷席鑑賞…
いよいよどん帳があがります…。


きわめて一般的な表現に、「おもしろい」と言うものがあります。
ワンパターンで申し訳ありませんが、Yahoo辞書を引用します(^^;

--------------------
おも‐しろ・い【面白い】

[形]おもしろ・し[ク]

1 興味をそそられて、心が引かれるさま。興味深い。
2 つい笑いたくなるさま。こっけいだ。
3 心が晴れ晴れするさま。快く楽しい。
4 一風変わっている。普通と違っていてめずらしい。
5 思ったとおりである。好ましい。
6 風流だ。趣が深い。
--------------------

勝手に大別しますれば、
お笑い番組や、お笑い芸人を見て、大笑いする時の
「おもしろい」が2番ですわな。

で、その他は単におもしろおかしいだけじゃない、
いろんな意味で、映画をみたり、演劇をみたり、
本を読んだりした時に使う「おもしろい」です。

【幕末純情伝】…

両方の意味において、「おもしろくありません」でした。(^^;

笑わせようとして、ギャグ風な作りの所もあるのですが、
おもしろくない。

まったく関係なく、突然マイクを持って歌い始めるんですね。
たぶんそこは、「なんでそこで歌やねん!」って、
観客が突っ込みながら笑うって構想っぽいのですが、
別におもしろくない…(^^;
そういう意図でないとすると、更に意味不明…

その歌も「カラオケ使用」なのですが、音がでかすぎる
イントロがなった瞬間に、心臓止まるかと思うこと数度…

普段、頻繁にライブハウスやらHR/HMのライブに出入りしてる
人間が「でかすぎる」って言うんだから、その不必要な音のでかさが
わかるんじゃない?(^^;

さらに、BGMもでかすぎて、セリフが聞こえない箇所がある始末。

全員でいきなりダンス…ってなコーナーもあるのですが、
そのダンスのレベルも…(^^;
当然ダンサーじゃないわけですが、「その努力は認める」って
レベルで語るのも変な話じゃない?
「かくし芸大会」じゃないんだから…

そして、のっけから…っていうか前編通してなんだけど、
幕末と終戦直後がぐっちゃぐちゃの時代設定なのね。
さっぱり意味がわからん… 意図がわからん…

直接、本人に聞いたら、ものすごく深遠で壮大で、
偉大なるモノが、そこにあるのかも知れないけど…

見てる最中&見終わっても、さっぱりわからん…(^^;

そしてなによりも… とにかく、我慢がならなかったのが

シモネタの、オンパレード…

場末のストリップ劇場で繰り広げられる、

「白黒ショー」

はたまた

「金粉ショー」

かと思いました。


総合しますと…

若干「学芸会」っぽい臭いと共に、
新郎の友人が披露宴で、余興にと企画した寸劇が
シモネタオンリーで、参加者一同「ドン引き」…

みたいな? (^^;

唯一の救いは、役者さんたちが、
それでも一生懸命にやっている事…

あれだけたくさんの役者さん、
しかも 「意外な配役」を含む役者さんが居れば、
必然的に演技の優劣もかなり明確…

それでも、一生懸命やっている、いわゆる熱演している…
って言うのは、充分伝わってきました。

特に!

高杉晋作役の 吉沢 悠 さん
近藤勇役の 山崎 銀之丞 さん

「やっぱり違うな…」って思わされた。

土方歳三役 矢部 太郎 さん
ある意味、さすがだと思った…

一番自然にお笑い部分をこなしていたと思うし、
後半のちょっと雰囲気が変わる部分もよかった。


つかこうへいワールドってこういうモノなの?
事前に「こういうものなんだよ」って、勉強していかなかった
アタクシが悪いの?(^^;


もしも…

「これは、芸術作品であり、おまえの様なモノは理解できないし
理解されたくもない」


と言う事なら、それはそれでいいと思う。

それが「芸術」と言うものなら、別に理解したくないし…

ちなみに言っておきますが、
ピカソも、岡本太郎も、ひと目見て感動できるわけではない、
芸術と言うものに、疎いレベルです(^^;

ただ、事前に見る人を選んで欲しいかも…
事前に、「こういう作品だけど、見たい人は見てね」的な
案内が欲しかったかな~

なので!

第一幕が終わりに、近づき…
例の、「幕の内弁当」が桟敷席裏の棚に、運ばれて来た音がした時に、
本気で、

「弁当食ったら帰ろ…」

って、思いました。

「おもしろくない」だけならまだしも、
とにかく「シモネタ」に我慢が出来なかった。

「おもしろくない」を通り越して、
「非常に不快」だったんです。

ほんとうに、そういう時代もあったんでしょう…
そういう事もあったかもしれません。
その悲惨さをリアルに伝えたかったのかもしれません。

別にそういう事から目を背けたいって事じゃなくて、
その「不快加減」を、新橋演舞場の桟敷席に期待して
演劇を見に行ったわけじゃないんです。

その不快な気分をあえて、
あと80分も味わおうと言う選択は
非常に賢明ではない気がしたんですね。

なので、噂の「新橋演舞場幕の内弁当」を堪能したら、
席を立とうと思ったのでございます。

つづく…

by kizzarmy_live | 2008-08-19 11:31 | 演劇鑑賞

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