2008年 11月 27日
『 フェルメール展 @東京美術館 2008/11/23 (後編)』
「前篇」のつづきです。
まずは、今回展示されたフェルメールの作品。
・マルタとマリアの家のキリスト
・ディアナとニンフたち
・小路
・ワイングラスを持つ娘
・リュートを調弦する女
・手紙を書く婦人と召使い
・ヴァージナルの前に座る若い女
これは一応年代順なのね。
で、そのままの順番で展示されてました。
年代的には1655年あたりから、1670年位まで…
日本じゃ、関ヶ原の戦いのちょっと後だよね(^^;
で、実際どんな絵なのかってのは、
以下のURLで紹介されてるので参考にしてみてください。
TBSの「フェルメール展」公式サイトです。
http://www.tbs.co.jp/vermeer/jpn/works/index-j.html
フェルメールの解説を読むと、よく「光の天才画家」なんて
表現がされてますが、それは、素人目にも歴然ですわ!
完全に、”光を描いている”って感じなんだよね。
また、その光が見えるような気がしちゃうから凄い!
もっと言えば、
普通では見えない光を、絵の中で見えるようにしちゃってる。
それと色と質感ね。
「ワイングラスを持つ娘」のスカートの布地の質感、
あのオレンジ色の鮮やかさ、そこだけでもほんと
見入ってしまいます。
又、人間の肌の質感ね。
これは、前半に展示されている
「マルタとマリアの家のキリスト」
「ディアナとニンフたち」
の方が、顕著のような気がしました。
絵がでかいからかも?(^^;
そして、その光の加減と、色、質感によってもたらされる
「立体感」には驚かされます。
「小路」と言う作品は、フェルメール作品にはたったの2点しかない
風景画の一枚なんですね。
これをね、「前編」で話した「オペラグラス」を使ってみると…
よくさぁ、おもちゃでオペラグラスの形をした立体メガネあるじゃない?
中の景色の写真なんかが「3D」で見えるヤツ…
あれを覗いてるみたいなんだよね。
通路の奥にいる女性なんて、
ほんとうに家の奥の通路にいるみたいなんだもん…
そして、「ワイングラスを持つ娘」の奥にいる男性の前の果物…
オレンジみたいなやつね。
これなんかも、同様にその立体感に驚かされました。
細かく、見れば見るほど、「すげぇな…」と…(^^;
なんつったって、その凄さが素人にもわかりやすいのがいい!
もちろん、玄人だけにわかるもっと凄い「すごさ」ってのも
たくさんあるんだろうけどね。
更に、作品自体も凄いけど、今回の「フェルメール展」自体が凄い!(^^;
これだけの数のフェルメール作品を一度に見られるのは「奇跡」らしいよ。
その最大の恩恵が、「見比べられる」って事よ!
年代での違いを見比べたり、共通点を探してみたり…
そんな事ができるのはほんとすごい事みたい…
だって、普段はバラバラに有名な美術館とかにあるわけでしょ?
なんかね、オランダへのパックツアーとか見ると、
「フェルメールを見る」なんてのは、旅行のある意味メインの
目的だったりするみたいなんだよね。
今、東京にあるのを知らないで、それを目的に海外旅行美術館巡り
とかに旅立っちゃう人がいたらどうするんだろう…
って、本気で心配しちゃったもの…(^^;
もうこれだけでも、絶対行った方がいいでしょ?
アタクシとしても、超オススメ! ほんとオススメ!
行った方がいいよ! まじで…
で更に凄いのが、この展覧会のサブタイトルにある
「デルフトの巨匠たち」の作品も鑑賞できるって事。
「デルフト」ってのは、フェルメールが生まれ育ち、
創作活動をしていた、オランダの街の名前です。
で、そこには、「デルフトの芸術家」と呼ばれる
フェルメール以外の芸術家も何人かいたんですね。
「デルフト特有の技法」なんてのもあるらしい…
もう早い話が、
「17世紀絵画芸術家達の"ときわ荘"」みたいなもんなのさ…(^^;
当然、名前は知らなかったわけですが、(^^;
カレル・ファブリティウス
ピーテル・デ・ホーホ
等の作品も展示されてます。
で、これらの作品とフェルメールの作品を
見比べられちゃうのもいいよね。
その中でも、アタクシ、
ヘンドリック・コルネリスゾーン・ファン・フリート
(名前なげぇよ!(--;)
という画家と、
ヘラルト・ハウクヘースト
と言う画家の「教会画」が、とても気に入りました。
ってか、惹かれました。
中学校の「美術」の時間に
「一点透視図法」
について教わった時は、驚愕しました(^^;
そんな手法があって、それを使えば自分も、
なんだか立体的に絵が描けるって事を知って…
上記の二人の作品って、それのお手本みたいな絵画で、
さらにそれだけにとどまらない、いろんな視覚効果を
隠し味的に使ってるみたいなんですよ。
完全に趣味の問題ですが、妙に「オキニ」です(^^;
と言うわけで、いかがでしょう? 行きたくなりましたか?
何度も言いますが、ほんと行った方がいいと思う、
まったく興味がなくても、行っておいた方がいいと思うよ(^^;
まずは、今回展示されたフェルメールの作品。
・マルタとマリアの家のキリスト
・ディアナとニンフたち
・小路
・ワイングラスを持つ娘
・リュートを調弦する女
・手紙を書く婦人と召使い
・ヴァージナルの前に座る若い女
これは一応年代順なのね。
で、そのままの順番で展示されてました。
年代的には1655年あたりから、1670年位まで…
日本じゃ、関ヶ原の戦いのちょっと後だよね(^^;
で、実際どんな絵なのかってのは、
以下のURLで紹介されてるので参考にしてみてください。
TBSの「フェルメール展」公式サイトです。
http://www.tbs.co.jp/vermeer/jpn/works/index-j.html
フェルメールの解説を読むと、よく「光の天才画家」なんて
表現がされてますが、それは、素人目にも歴然ですわ!
完全に、”光を描いている”って感じなんだよね。
また、その光が見えるような気がしちゃうから凄い!
もっと言えば、
普通では見えない光を、絵の中で見えるようにしちゃってる。
それと色と質感ね。
「ワイングラスを持つ娘」のスカートの布地の質感、
あのオレンジ色の鮮やかさ、そこだけでもほんと
見入ってしまいます。
又、人間の肌の質感ね。
これは、前半に展示されている
「マルタとマリアの家のキリスト」
「ディアナとニンフたち」
の方が、顕著のような気がしました。
絵がでかいからかも?(^^;
そして、その光の加減と、色、質感によってもたらされる
「立体感」には驚かされます。
「小路」と言う作品は、フェルメール作品にはたったの2点しかない
風景画の一枚なんですね。
これをね、「前編」で話した「オペラグラス」を使ってみると…
よくさぁ、おもちゃでオペラグラスの形をした立体メガネあるじゃない?
中の景色の写真なんかが「3D」で見えるヤツ…
あれを覗いてるみたいなんだよね。
通路の奥にいる女性なんて、
ほんとうに家の奥の通路にいるみたいなんだもん…
そして、「ワイングラスを持つ娘」の奥にいる男性の前の果物…
オレンジみたいなやつね。
これなんかも、同様にその立体感に驚かされました。
細かく、見れば見るほど、「すげぇな…」と…(^^;
なんつったって、その凄さが素人にもわかりやすいのがいい!
もちろん、玄人だけにわかるもっと凄い「すごさ」ってのも
たくさんあるんだろうけどね。
更に、作品自体も凄いけど、今回の「フェルメール展」自体が凄い!(^^;
これだけの数のフェルメール作品を一度に見られるのは「奇跡」らしいよ。
その最大の恩恵が、「見比べられる」って事よ!
年代での違いを見比べたり、共通点を探してみたり…
そんな事ができるのはほんとすごい事みたい…
だって、普段はバラバラに有名な美術館とかにあるわけでしょ?
なんかね、オランダへのパックツアーとか見ると、
「フェルメールを見る」なんてのは、旅行のある意味メインの
目的だったりするみたいなんだよね。
今、東京にあるのを知らないで、それを目的に海外旅行美術館巡り
とかに旅立っちゃう人がいたらどうするんだろう…
って、本気で心配しちゃったもの…(^^;
もうこれだけでも、絶対行った方がいいでしょ?
アタクシとしても、超オススメ! ほんとオススメ!
行った方がいいよ! まじで…
で更に凄いのが、この展覧会のサブタイトルにある
「デルフトの巨匠たち」の作品も鑑賞できるって事。
「デルフト」ってのは、フェルメールが生まれ育ち、
創作活動をしていた、オランダの街の名前です。
で、そこには、「デルフトの芸術家」と呼ばれる
フェルメール以外の芸術家も何人かいたんですね。
「デルフト特有の技法」なんてのもあるらしい…
もう早い話が、
「17世紀絵画芸術家達の"ときわ荘"」みたいなもんなのさ…(^^;
当然、名前は知らなかったわけですが、(^^;
カレル・ファブリティウス
ピーテル・デ・ホーホ
等の作品も展示されてます。
で、これらの作品とフェルメールの作品を
見比べられちゃうのもいいよね。
その中でも、アタクシ、
ヘンドリック・コルネリスゾーン・ファン・フリート
(名前なげぇよ!(--;)
という画家と、
ヘラルト・ハウクヘースト
と言う画家の「教会画」が、とても気に入りました。
ってか、惹かれました。
中学校の「美術」の時間に
「一点透視図法」
について教わった時は、驚愕しました(^^;
そんな手法があって、それを使えば自分も、
なんだか立体的に絵が描けるって事を知って…
上記の二人の作品って、それのお手本みたいな絵画で、
さらにそれだけにとどまらない、いろんな視覚効果を
隠し味的に使ってるみたいなんですよ。
完全に趣味の問題ですが、妙に「オキニ」です(^^;
と言うわけで、いかがでしょう? 行きたくなりましたか?
何度も言いますが、ほんと行った方がいいと思う、
まったく興味がなくても、行っておいた方がいいと思うよ(^^;
by kizzarmy_live | 2008-11-27 10:03 | 絵画・美術鑑賞