2008年 11月 18日
《 オペラ 【魔笛】@日生劇場 Part7 》
さて、「オペラ」自体、
「魔笛」自体、についていろいろと書いて来ましたが、
いよいよ(ようやく?)今回見た、公演自体の感想を…(^^;
つってもねぇ~
「比較対象」がないってのがつらいよね(^^;
「他にもいくつかオペラを見ていて…」
それでどうこう、ってわけじゃないじゃない?
「他にもいくつか魔笛を見ていて…」
それでどうこう、ってわけでもないじゃない?
なので、まぁ、微妙にトンチンカンな事もあるかもしれませんが、
ご勘弁のほどを…
まず、全体を通して思ったのが、
「王子 タミーノ」がちょっと弱かったかなぁ~
って事…
少し顔の角度が変わると、歌がよく聞こえない…
他の人たちといっしょに歌う場面になると、歌が埋もれてしまう…
てな感じだったんです。
「鳥刺し パパゲーノ」や「夜の女王」等、
メインのキャラとは、単純に比較しちゃうじゃない?
素人目に見ても「鳥刺し パパゲーノ」はよかったです。(^^)
それはもう、カーテンコールの拍手の多さが、
明確に物語っているのかな…と…
「夜の女王」も最大の見せ場である、
(例の
♪ アァ アッハッハッハッハッハッハッハハァ~~~~~♪
が出てくる)
「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え 」も見事にこなしていました。
その割に、ちょっと「夜の女王」の拍手が思ったより
少なかったかな…、もうちょっと多くてもよかったような(^^;
[賢者 ザラストロ]のテノールにはα波でまくりでした。
不思議な心地よさがあるんだね。
それと、目立ったのが指揮者の上岡 敏之さん…
まぁ~ 表情豊かに指揮するんですね。
なので、ステージそっちのけで、ついつい見ちゃうんです。
早い話、出演者を食っちゃう事もしばしばって事ね。(^^;
それだけ魅力のある指揮者なんでしょうね。
実は今回の「魔笛」は、
「中高生に劇場体験をしてもらうべく、
課外授業の一環として学校単位で見てもらうプロダクション」
と言うことらしいんです。
(演出家 高島 勲さんの記述より引用 )
そのせいか、途中途中あの「爆笑 レッドカーペット」の
出演者のギャグがいくつか出てきて、笑わせたりもしてくれました。(^^)
でもねぇ、大変だと思うんですよ。
いやね、芸大で声楽を勉強して、すばらしい声楽家になったとしても、
オペラには芝居の部分もあるわけじゃない?
つまり、「演技」もそれなりのものが要求されるわけですよ。
歌とは違う、セリフ回しや、しぐさ、表情ね。
それと、はっきり言ってしまいますが、
単純な見た目って問題もある。(^^;
いわゆるミュージカルや、宝塚なんかと比較した時の、
(比較するものじゃないのかもしれないけど)
「総合エンターテイメント性」って事を考えると、
なかなか難しいものもあるんじゃないかな…ってのは感じましたね。
他のエンターテイメントを差し置いても、
見に行きたいか?
って言われた時にどうかな? って事よね(^^;
(もちろん「オペラ」最優先って方もおられるでしょう)
ただ、何度もいいますが「生に触れる」って価値は
やっぱり大きいですからね。
また、「オペラ」ならではの、この贅沢感…
これは、代えがたいものってのは間違いないですね。
機会があったら、また見てみたいし、
まだ見たことない方にも、ぜひ一度は触れてみて欲しい
とも思います。
って事で、本人が思っていた量の6倍位のBlog面(紙面ならぬ)
を割きまして、「オペラ 【魔笛】」の感想を書いてみました。
「オペラ」… 興味出てきましたか? (^^)
by kizzarmy_live | 2008-11-18 08:52 | オペラ鑑賞